ある優しき殺人者の記録

映画『ある優しき殺人者の記録』の画像

この結末は、誰にも予測できない。

前置き

本記事では映画『ある優しき殺人者の記録』の作品情報、あらすじ、感想と評価、おすすめポイントを紹介しております。ネタバレ?それはとどのつまり主観の相違です。

スポンサーリンク

作品情報

英題A Record of Sweet Murder
製作2014年/日本、韓国
レイティングR15+
上映時間86分
監督白石晃士
出演ヨン・ジェウク
キム・コッピ

あらすじ

障害者施設を脱走して18人もの人間を殺害した指名手配犯パク・サンジュン。そんな彼から取材依頼を受けた幼馴染のジャーナリスト、ソヨンはとある廃マンションの一室へと呼び出され、包丁を手にしたサンジュンから「これから起こることをすべて記録しろ」と脅されるのだった……。

感想と評価

危ない目つきで包丁を手にし、「27歳で27人殺せば神様が幼馴染をよみがえらせてくれる」とうそぶく大量殺人犯と、そんな戯言に巻き込まれた幼馴染のジャーナリスト、カメラマン、日本人カップルの血みどろ大乱闘をPOVワンカットで描き出したオカルトスリラーです。

映画開始時点で25人もの人間を殺害していた大量殺人鬼サンジュンの動機は、「10歳の頃に死別した幼馴染を神様に生き返らせてもらうため」というとっても優しい動機。彼はそれが実現可能な神のお告げを、予言を聞いたのです。そして容赦なく25人を殺害したとっても優しい殺人者の記録。

そう、記録なのです。本作を荒唐無稽な世迷言以上の作品たらしめている最大の要因は、POVスタイルによって86分間の全編長回し風(あくまで風よ)の記録映像、モキュメンタリーとして製作した点。そしてそれを飽きさせない怒涛の展開が存在したから。

とりわけ、最後の犠牲者として予言どおりに現れた日本人カップルのDQNぶりには度肝を抜かれましたね!彼らの登場によってさらなるガソリンが映画に注がれ、予測不能なクライマックスへ向けて血みどろの疾走を続け、思いがけない魂の浄化が空からウネウネと降り注ぐのであります!

しかし、POV形式によるモキュメンタリーを得意とする白石晃士の集大成的挑戦として盛大な拍手を送ってあげたい反面、傑作『オカルト』と比較すると一枚は落ちるかなぁ?というのが正直な感想。いや長回しはホント難しいのよ。んでもってデ・パルマやヒッチコックはやっぱ偉大よね♡

評価
3.0

おすすめポイント

  • POV形式による86分間の疑似ワンカットに挑んだ心意気に拍手!
  • DQNカップル登場以降の怒涛の展開に開いた口が塞がらない!
  • 白石晃士らしからぬラストもこれはこれで悪くない!

DVD&Blu-ray

VOD/動画配信

『ある優しき殺人者の記録』が配信されているVODはこちら(2020年2月2日現在。最新の配信状況は各公式サイトにてご確認ください)。

予告編動画

映画『ある優しき殺人者の記録』予告編

(C) NIKKATSU、ZOA FILMS

関連記事

オカルト
スポンサーリンク
HB

HBです。固くも柔らかくもないちょうどいい奴です。ホラー映画ばっか観ているホラー映画バカで、お肉が大好物。

HBをフォローする
HORROR-BAKKA