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バーバリアン

ホラー映画『バーバリアン』の画像

そこは、絶対に選んではいけない宿<ホーム>だった――

前置き

本記事はホラー映画『バーバリアン』の作品情報、あらすじ、感想と評価、おすすめポイントを紹介しております。ネタバレ?それはとどのつまり主観の相違です。

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作品情報

原題Barbarian
製作2022年/アメリカ
レイティングR15+
上映時間102分
監督ザック・クレッガー
出演ジョージナ・キャンベル
ビル・スカルスガルド
ジャスティン・ロング

あらすじ

仕事の面接のためにデトロイトを訪れたテスは、深夜、民泊先のバーバリー通りにある一軒家に到着するものの、そこにはすでに先客の男が。ダブルブッキングによって見知らぬ男と一夜を共にすることになり、一抹の不安を覚えたテスだったが、翌日、この家にある地下室を発見したことにより、その不安は恐怖へと変わるのだった……。

感想と評価

ダブルブッキングから見ず知らずの男と同じ民泊先に宿泊することになった女性が、そのことから思いもよらない恐怖の地下迷宮へと迷い込む事態を描いた、各方面で絶賛されて見事なスマッシュヒットを放った民泊ホラーです。

監督は『お願い!プレイメイト』などのコメディ映画で、俳優や共同監督を務めてきた無名のザック・クレッガーで、主演は主にドラマでキャリアを重ねてきたジョージナ・キャンベル、共演には『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のペニー・ワイズ役で知られるビル・スカルスガルド、『Mr.タスク』のジャスティン・ロングなど。

予約した民泊先に居たまさかの先客、しかも男、それもあのビル・スカルスガルドという、何やらよからぬことしか想像できない事態に巻き込まれた女性が、やっぱりよからぬ事態、それも想像を絶する事態へと引きずり込まれていく恐怖を描いた本作『バーバリアン』。

民泊先で先客のビル・スカルスガルドと鉢合わせた瞬間から本当にいや~な感じで、なんともいえない気まずさ、警戒心と疑心を抱えながら、わずかな強がりから彼とひとつ屋根の下で一泊することを決心した主人公なのですが、この状況に横たわるリアルだけどいびつなパワーバランスみたいなものが、本当にいや~な感じなんですよね。

このいや~な感じの正体は物語の進捗とともに明らかになり、「あ、これって実は現代的なジェンダーホラーだったんだ」と気づいて、さらにいや~な感じが増幅されていくという塩梅です。

そのために、中盤であっと驚くネタバレ厳禁なある仕掛けが用意されているのですが、ここから映画のトーンがずっこけそうになるぐらい変化するのにも意味はあり、つまりはこのトーンの違いこそが男女の差異であり、同じ景色、同じ状況でも、見えているもの、感じることは違うのだという現実が、本当にいや~な感じなんです。

そういういや~な現実を踏まえて観てもらえると、本作の恐怖や不快感はより増幅されていくと思いますので、どうぞ未見の方は頭の片隅にでも入れておいてやってくださいな。

あっと驚く状況を作り出すための下敷き、展開にはやや強引なツッコミどころもあるのですが、ジェンダー差別を盛り込んだ現代的ホラーとして、「近年で最も恐ろしい映画体験」なんて絶賛されるだけのことはある、ちゃんと怖くてしっかりグロい良作だと思いますから。

ラストのちょっと切なさを含んだスパッとした幕切れも、なかなかの切れ味でございましたよ。

HORROR-BAKKA的評価

恐怖度:4.0
グロ度:3.0
面白さ:3.0

総合評価:B

おすすめポイント

『バーバリアン』のおすすめポイント
  • 奇人変人怪人しか演じないビル・スカルスガルドの善悪定かならぬ不穏なイケメンぶりが相も変わらず絶妙に胡散臭い!
  • 中盤でのあっと驚く映画の転換点はなかなかにあっと驚くショッキング映像!
  • 女性が置かれている現実、不安、抑圧、危険を念頭に置いておくとさらに恐怖は増幅されますぞ!

VOD/動画配信

バーバリアン』を配信しているVODはこちら(2022年12月現在。最新の配信状況は各公式サイトにてご確認ください)。

予告編動画


(C)2022 20th Century Studios.

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HB

HBです。固くも柔らかくもないちょうどいい奴です。ホラー映画ばっか観ているホラー映画バカで、お肉が大好物。

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