監禁 ▶▶ 飼育 ▶▶ 予測不可能な反撃!?
本記事では映画『ペット 檻の中の乙女』の作品情報、あらすじ、感想と評価、おすすめポイントを紹介しております。ネタバレ?それはとどのつまり主観の相違です。
作品情報
原題 | Pet |
製作 | 2016年/アメリカ、スペイン |
レイティング | R15+ |
上映時間 | 94分 |
監督 | カルレス・トレンス |
出演 | ドミニク・モナハン クセニア・ソロ |
あらすじ
動物保護センターに勤務する男セス。ある日、高校時代のマドンナであるホリーと偶然出会った彼は、勢い余って彼女を拉致し、職場の地下室に監禁してしまう。その日から、監禁する者とされる者との息詰まる攻防戦が繰り広げられることになるのだった……。
感想と評価
動物保護センターで働くキモメンが、高校時代のマドンナと再会し、彼女の秘密を知ったことにより、やる気満々で彼女を拉致監禁して自分の愛で染め上げようとするものの、思わぬ反撃でイテテテテとなる監禁系サイコスリラーです。
監督は心霊POVホラー『[アパートメント:143]』のカルレス・トレンスで、主演は『THE DAY ザ・デイ』のドミニク・モナハンと、『ブラック・スワン』のクセニア・ソロ。
頭のイタいキモメンに拉致監禁される美女の映画と聞いて、きっとそこのあなたはよからぬ想像をしたはず。
ええ、恥ずかしがることはありません。
私もよからぬ想像で頭と股間をパンパンに膨らましたもんですから。
しかし本作『ペット 檻の中の乙女』は、そんな我々ゲス野郎の股間の世話などしてやる気は毛頭ない、非常に意識高い系の拉致監禁スリラーでして、ゲスの股間の心配などには目もくれない硬派な心理戦をモットーとしておるのです。
その意識の高さが見事に花開いておれば傑作になった可能性もあるのですが、正直なところその高い意識に中身が追いついていない印象で、肝心要の心理戦がとにかく幼稚な子供騙しなのがいただけませんな。
本来は加害者と被害者だったはずのふたりの関係が目まぐるしく入れ替わり、力関係が逆転し、どっちに転ぶのか先の読めない心理戦を期待したのですが、なんの意外性もないただの一方通行で、その手の面白さを志向しておきながら盛大にすっ転んでしまった印象です。
こんな無様なコケっぷりをさらしてしまうぐらいなら、最初から王道的拉致監禁ものを目指したほうがよかったのでは?なんて私なんかは思っちゃいますね。
クセニア・ソロの美貌とエロスを武器にした、王道的なよからぬ方向にね♡
おすすめポイント
- 監禁美女クセニア・ソロの下着姿に釘付け!釘付け!
- 唐突なグロ描写もサービスの一環として眼福!眼福!
- 監禁男セスの最後は動物愛護!愛護!
DVD&Blu-ray
VOD/動画配信
『ペット 檻の中の乙女』が配信されているVODはこちら(2021年2月現在。最新の配信状況は各公式サイトにてご確認ください)。
予告編動画
(C)PET FILM PROJECT, LLC