音を立てたら、即死。
本記事では映画『クワイエット・プレイス』の作品情報、あらすじ、感想と評価、おすすめポイントを紹介しております。ネタバレ?それはとどのつまり主観の相違です。
作品情報
原題 | A Quiet Place |
製作 | 2018年/アメリカ |
上映時間 | 90分 |
監督 | ジョン・クラシンスキー |
出演 | エミリー・ブラント ジョン・クラシンスキー |
あらすじ
2020年、盲目ながら鋭敏な聴覚を有するエイリアンの襲来によってなかば壊滅した地球。そんな絶望的世界で音を立てずに必死に生き抜くアボット家。次男の非業の死にそれぞれが負い目を抱え、父と娘の関係が日に日に悪化していくなか、妻エヴリンの出産の時が迫っていたのだった……。
感想と評価
音に反応して人間を襲う謎の生物に怯えながらも、そんな世界を手話と裸足と花火をもって必死にサバイヴする一家のスリリングすぎる日常を、緊迫のホラーと胸熱のドラマを融合して描き世界的な大ヒットを記録したSFホラーです。
公開当時から大ヒットはしたものの、「どこまでセーフでどこからがアウトやねん!?」「細心の注意を払って生きてるのに釘ぃ!」「そもそもなんで子供作っとんねん!」などなど、正直ツッコミどころには事欠かないザル映画な本作。
しかし、そういうザルはザルとして認めるものの、「本質はそこではないのだよ!」と私は言いたい。
本作はSFホラーの体裁を借りた家族のドラマであって、ここで描かれているのは普遍的な家族の愛や、絆や、不和や、誤解や、継承や、未来であり、ゆえに妊娠、出産を描くのは当然の帰結。
そこにツッコミを入れるのは野暮ってもんで、どうぞ皆さんもうちょっと温かい目で見てやってくださいな。
単純にSFホラーとしてもスリリングで面白かったでしょう?
そのスリリングな面白さを生み出していた最大要素こそが、普遍的な家族のドラマなのですから。
ちなみに監督と主演を兼ねていたジョン・クラシンスキーと、同じく主演のエミリー・ブラントは実生活でも夫婦、つまりはリアル家族なのです。
ゆえに例の地下室で同じ音楽を聴きながらダンスをするふたりのプライベート感垂れ流しには、なんともいえないむず痒さがあって「いや~ん♡」でしたよね♡
おすすめポイント
- 「音を立てたら即死」すんのかせんのかスリリングぅ!
- どんな状況でも子供が産まれるのはめでたいからた~まや~!
- ヴェノムの親戚がパカパカやってるようなエイリアンの造形にも注目!
DVD&Blu-ray
VOD/動画配信
『クワイエット・プレイス』が配信されているVODはこちら(2021年1月現在。最新の配信状況は各公式サイトにてご確認ください)。
予告編動画
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