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ボディ・スナッチャー/恐怖の街

映画『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』の画像

SFホラーの原点がここにある

前置き

本記事では映画『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』の作品情報、あらすじ、感想と評価、おすすめポイントを紹介しております。ネタバレ?それはとどのつまり主観の相違です。

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作品情報

原題Invasion of the Body Snatchers
製作1956年/アメリカ
レイティングG
上映時間80分
監督ドン・シーゲル
出演ケヴィン・マッカーシー
ダナ・ウィンター

あらすじ

錯乱状態で病院へと担ぎ込まれた男が語る衝撃の出来事。男はとある小さな町の開業医だったが、数週間ぶりに帰って来た町の様子は、依然と同じようでどこかが決定的に違う奇妙な違和感に包まれていたのだ。実はその裏では、ある恐ろしい人類乗っ取り計画が進行していたのだった……。

感想と評価

アメリカのとある田舎町を舞台に、異星人による巧妙な人類乗っ取り計画、恐るべき地球侵略作戦の恐怖を描いた古典的SFスリラーの傑作です。

監督は『ダーティハリー』で知られるB級アクション映画の巨匠ドン・シーゲルで、主演は『ピラニア』や『ハウリング』などジョー・ダンテ映画の常連ケヴィン・マッカーシー。

ド派手な異星人襲来による阿鼻叫喚のパニックを描くのではなく、巧妙かつ狡猾な入れ替わり作戦による地味に恐ろしい侵略を描いた古典的SFスリラーの傑作でして、時代や低予算をものともしない、ドン・シーゲルによる徹底的に無駄を排したシャープな演出が切れ味抜群です。

お金があるに越したことはありませんが、たとえ貧乏でもセンスとアイデアさえあれば、素晴らしいSFやホラーは撮れるのだということを見事に証明しておりますよね。

それでは貧乏極まりない本作が目指した恐怖とはなんなのかというと、見慣れた町並み、いつもの人々、でも何かが違う、何かが決定的におかしいという、普通を普通ではなくしてしまう恐怖と不安を描くことにあり、それがついには実存不安にまでつながっていくという塩梅です。

この背景には当時のアメリカにおける社会情勢が反映されていて、つまりは共産主義の広がりとそれに対抗する赤狩りの恐怖が根底にあり、それを踏まえて本作を観たらまた違った視点が生まれるかと思います。

まあそんな小難しい話は置いといたとしても、普通に面白いSFスリラーですので、ドン・シーゲルによる徹底的に無駄を排した、あえて見せない、描かないことによる恐怖を、未見の方は是非とも堪能していただきたいですね。

ちなみにジャック・フィニイの『盗まれた街』を原作とした本作は何かと大人気で、1978年に『SF/ボディ・スナッチャー』、1993年に『ボディ・スナッチャーズ』、2007年に『インベージョン』と、都合3度もリメイクされております。

オリジナルの威光にはどれもこれもかないませんが、ブラッシュアップ版なら『SF/ボディ・スナッチャー』、カルト性なら『ボディ・スナッチャーズ』、ニコール・キッドマン萌えなら『インベージョン』といったところでしょうか♡

HORROR-BAKKA的評価
4.0
世間様の評価(Filmarks調べ)
3.7

おすすめポイント

  • ドン・シーゲルによる無駄を排したとことんシャープな演出!
  • アメリカの負の歴史も勉強できる裏設定も地味に怖い!
  • 眠ったら負けという不眠不休のマラソンクライマックスはまさに戦慄!

DVD&Blu-ray

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HB

HBです。固くも柔らかくもないちょうどいい奴です。ホラー映画ばっか観ているホラー映画バカで、お肉が大好物。

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