―遠い未知の惑星から、雨とともに、風とともに、底知れぬ恐怖が舞い降りてきた!
本記事では映画『SF/ボディ・スナッチャー』の作品情報、あらすじ、感想と評価、おすすめポイントを紹介しております。ネタバレ?それはとどのつまり主観の相違です。
作品情報
原題 | Invasion of the Body Snatchers |
製作 | 1978年/アメリカ |
レイティング | G |
上映時間 | 115分 |
監督 | フィリップ・カウフマン |
出演 | ドナルド・サザーランド ブルック・アダムス レナード・ニモイ ジェフ・ゴールドブラム ヴェロニカ・カートライト |
あらすじ
空から降って来た奇妙な泡、それがすべての始まりだった。サンフランシスコの公衆衛生調査官マシューの周りで、人が、街が、世界がどこか変わってしまったような不思議な違和感。実はその裏側では、地球外生命体による人類乗っ取り計画がひそかに進行していたのだった……。
感想と評価
宇宙から飛来した不気味な泡を発端とし、恋人が、友人が、隣人が、赤の他人が、そして自分自身が、以前の自分ではない別の何かへと変貌してしまう恐怖を描いた、1956年公開の『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』をリメイクしたSFスリラーです。
監督は『存在の耐えられない軽さ』のフィリップ・カウフマンで、出演陣は『赤い影』のドナルド・サザーランドを筆頭に、『デッドゾーン』のブルック・アダムス、『ザ・フライ』のジェフ・ゴールドブラム、『エイリアン』のヴェロニカ・カートライトなど、ホラーファンにはたまらない珠玉のオールスターキャスト。
それと気づかぬうちに世界がすり替わってしまっている、謎の異星人による静かな侵略の恐怖を描いた名作『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』。
そんな名作をリメイクした本作は、いつもの街なのに、普通の人々なのに、何かが、どこかがおかしいという、肝となる実存的不安を見事にブラッシュアップさせた稀有な成功例で、シュールな不気味さに関してはオリジナルを超えているといっても過言ではないかも。
画面の端々に映り込んでいる人々の影、動き、視線、何もかもがどこか意味ありげで、しかしそれに本当に意味があったのか、それともただの偶然なのか、なんとも判別不能な不気味さが暗く重く渦巻いており、とりわけ答えの見えない前半部分におけるその不穏さは尋常ではありません。
決定的な変化、おかしさ、異常さの見えない曖昧な状態であるからこそ、普通のようで普通ではない何かどこか気持ちが悪いシュールな悪夢のような迷宮。
ゆえに答えが見え出してからはその恐怖、不安は大きく減退していくことにはなるのですけど、絶望的な状況のなかで必死に活路を見いだそうとする主人公たちの奮闘と、その結果として訪れる静寂と絶叫には、一見一聴の価値は十分ありすぎるぐらいにあると思います。
それらで最大に貢献しているのが名優ドナルド・サザーランドの存在で、ホントにいい仕事してるんですよねぇ~。
あ、オリジナルの監督であるドン・シーゲル、主演のケヴィン・マッカーシー、ついでになぜだかロバート・デュヴァルまでチラッとカメオ出演しておりますので、気になる方は探してみてみて♡
おすすめポイント
- 普通のようで普通ではないシュールな世界の変容は嘘か真か!?
- 人面犬の登場を見逃すな!
- もう最後の静寂からの絶叫は耳をつんざく怪奇音!
DVD&Blu-ray
VOD/動画配信
『SF/ボディ・スナッチャー』を配信しているVODは現在ありませんので、TSUTAYA DISCASによる宅配レンタルがおすすめ(2021年2月現在。最新の配信状況は各公式サイトにてご確認ください)。
予告編動画
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