ザ・ヴォイド 変異世界

映画『ザ・ヴォイド 変異世界』の画像

『トータル・リコール』『パシフィック・リム』VFXスタッフが放つ、超進化形ハイブリッドホラー!

前置き

本記事では映画『ザ・ヴォイド 変異世界』の作品情報、あらすじ、解説、評価、おすすめポイントを紹介しております。ネタバレ?それはとどのつまり主観の相違です。

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作品情報

原題The Void
製作2016年/カナダ
レイティングR15+
上映時間90分
監督ジェレミー・ギレスピー
スティーヴン・コスタンスキ
出演アーロン・プール
キャスリーン・マンロー
ケネス・ウォルシュ

あらすじ

パトロール中の警官によって人里離れた群病院へと運び込まれたジャンキー。しかしこれをきっかけとし、男を追って武装した親子が現れ、病院の外は不気味な白装束集団に囲まれ、病院の地下からは得体の知れないバケモノどもがうごめき出し、想像を絶する地獄が現出するのであった……。

解説と評価

移転を間近に控えて閑散とした田舎病院を舞台に、外には白頭巾のカルト集団、内からは奇々怪々なクリーチャーども、そして異次元からは虚無的な三角が襲いかかってくるという、何がなんだか理解不能のまま地下迷宮へと堕ちていく超進化形ハイブリッドホラーです(なんじゃそりゃ?)。

この「なんじゃそりゃ?」を楽しめるか楽しめないかで本作の評価は大きく割れてくると思うのですが、この謎を謎として虚無へと放り投げたでっかい三角コズミックパワーくとぅるふくとぅるふグッシュグシュ、はもう相当な変態難解ご苦労さんで、個人的には超ツボ。

さらには1980年代のジャンル映画、とりわけジョン・カーペンターへのあふれんばかりの愛情が炸裂したオマージュ、リスペクト、パクリ、二番煎じがまたなんとも微笑ましく、『要塞警察』からスタートして『遊星からの物体X』へと雪崩れ込み『パラダイム』で締める構成が実に美しい。

そんな美しくも意味不明でなおかつ醜悪きわまりない超進化形ハイブリッドホラーを産み落としたのは、『マンボーグ』や『ファーザーズ・デイ/野獣のはらわた』で知られるカナダのクソ映画制作集団“アストロン6”のジェレミー・ギレスピーとスティーヴン・コスタンスキ。

クラウドファンディングで制作費を募り、自分たちが観たい、作りたい、遊びたい映画を観客視点度外視で見事に貫いたそのクソ精神はアッパレであります。誰かのために映画を撮るのではなく、自分たちのために映画を撮る阿呆がおってもええやねん♡

評価
4.0

おすすめポイント

  • パトライトに照らし出された白装束集団の無言の佇まい!
  • DIY精神によって生み出された愛すべきクリーチャーたちのお姿!
  • ラストはちょっと感動的なのよ……(え?俺だけ?俺だけなの!?)。

(C)The Void Movie Inc. 2016 all rights reserved

SF
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HB

HBです。固くも柔らかくもないちょうどいい奴です。ホラー映画ばっか観ているホラー映画バカで、お肉が大好物。

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