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サマー・オブ・84

映画『サマー・オブ・84』の画像

連続殺人鬼も誰かの隣人だ―

前置き

本記事では映画『サマー・オブ・84』の作品情報、あらすじ、感想と評価、おすすめポイントを紹介しております。ネタバレ?それはとどのつまり主観の相違です。

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作品情報

原題Summer of 84
製作2018年/カナダ
レイティングR15+
上映時間106分
監督フランソワ・シマール
アヌーク・ウィッセル
ヨアン=カール・ウィッセル
出演グレアム・ヴァーシェール
ジュダ・ルイス
ケイレブ・エメリー
コリー・グルーター=アンドリュー

あらすじ

1984年のオレゴン州イプスウィッチ。UFO、都市伝説、未解決事件などに興味津々な15歳のオタク少年デイビーは、近隣で発生していた連続少年失踪事件の犯人は隣に住む警官のマッキーだと睨み、親友たちを誘ってマッキーの行動を監視するようになったのだが……。

感想と評価

1984年、アメリカの郊外住宅地を舞台に、隣人を連続殺人犯だと確信した少年たちのひと夏の探偵ごっこが、思わぬ真相と結果を迎える衝撃を描いたジュブナイルホラーです。

監督はこれまた1980年代への熱烈なラブコールを込めてごくごく一部では話題となった、『ターボキッド』の3人組監督ユニット“RKSS”。

スタンド・バイ・ミー』や『グーニーズ』などのジュブナイルアドベンチャーに加えて、『13日の金曜日』や『ハロウィン』に端を発するスラッシャーホラーも全盛期だった、1980年代へのオマージュ精神を全編に感じるノスタルジー映画で、そういう時代の再現においてはまあ良かったかなぁとは思います。

しかし、その再現はあくまで類型的なもので、まさしく「ごっこ」的なものからの脱却は果たしていなかったと思いますし、それゆえに細部のリアリティや設定が何かとザル状態でして、少年たちが何故この連続殺人犯捜しに躍起になるのかの説得力が薄いのですよね。

ですので、彼らの探偵ごっこ、推理、暴走にいまいち乗っていけないのです。

暴走ぎみの推理に対してほぼ挿入されない犯人の凶行という構成のまずさ、展開のノロさ、先述した脚本のザル状態など、正直なところ中盤までは単なる出来の悪いジュブナイル映画としか思えませんでした。

そんな定型でザルでノロノロな評価すらある種の伏線として利用したのかもしれない、一気呵成に観客を奈落の底へと突き落とす後半の展開だけは秀逸で、青春の終わりとともに迎える後味の悪い結末にはなかなかどうして落ち込みます。

事の真相、良し悪しはどうあれ、自分が取った行動の責任は自分自身が負わなければならない

それはまさに青春時代の終わりであり、あれだけ好きだった1980年代の嘘を暴く、非情な現実性に満ち満ちております。

ここへと到達するためにも、定型でザルでノロノロな中盤までを耐えしのぐ価値はあるかと思われますよ♡

HORROR-BAKKA的評価
2.0
世間様の評価(Filmarks調べ)
3.6

おすすめポイント

  • 1980年代の再現は好きな人にはたまらんかもよ♡
  • 明らかにジョン・カーペンターを意識した懐かしシンセサウンド!
  • ある種の「ごっこ」を糾弾して現実を突きつけるラストに戦慄せよ!

DVD&Blu-ray

VOD/動画配信

サマー・オブ・84』が配信されているVODはこちら(2021年2月現在。最新の配信状況は各公式サイトにてご確認ください)。

予告編動画

映画『サマー・オブ・84』Trailer_2019年8月3日公開!!

2017 (C) Gunpowder & Sky, LLC

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